七十二候・霎時施(こさめ ときどき ふる)

BLOG

2021年の暦は、10月28日は七十二候の「霎時施(こさめ ときどき ふる)」に当たります。ここで言うこさめ(小雨)とは少ない雨がしとしと降り続くもののことではなく、秋から冬に掛けてみられる「時雨(しぐれ)」と呼ばれる通り雨や天気雨を指しています。ちなみに、時雨は俳句では冬の季語です。

時雨は山に囲まれた地形で発生することが多く、この時期の京都、長野、岐阜、福島などでは風とともに時雨がやってくることもしばしばです。雨量は多くないのですが、密集した雲のかたまりからやや強い雨がざっと降り、雲が去ればまた晴れ間が見られます。時雨は冬の訪れを告げるものでもあるので、この頃になると山の動物たちが寒さに耐えるため冬支度を始めているでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました