11月1日は紅茶の日

毎年11月1日は「紅茶の日」です。1983年（昭和58年）に日本紅茶協会により制定され、この日に合わせてイベントを行うお店や地域もあるようです。

紅茶の日の由来は、1791年（寛政3年）11月1日に、伊勢（三重県）の船主である大黒屋光太夫という人がロシアの女皇帝エカテリーナ2世のお茶会に招かれ、日本人で初めて外国で本格的な紅茶を飲んだ、というお話から来ています。この大黒屋光太夫という人物はもともと江戸に向かうはずだった船が嵐によって漂流し、当時のロシア領であるアムチトカ島に漂着したことから10年近い時間をロシア領にて過ごすことになりました。出港した時には17名でしたが、帰国できたのは光太夫を含めたったの3人。帰国後は光太夫の数奇な生涯を元に小説が書かれるなど、その波乱に満ちた人生は今でも紅茶の話とともに語り継がれているようです。