１年で最も寒い「大寒」の時期

大寒（だいかん）とは、１年のうちで一番寒さが厳しくなる頃です。2022年は１月20日で、「寒の入り」といわれる大寒からの１ヶ月は寒い時期が続きます。最低気温もこの時期に記録されることが多く、朝晩の空気の冷たさが身に染みます。

二十四節気は立春から始まるため、大寒は二十四節気の最後の節でもあります。大寒が終わると暦の上では立春を迎え春になります。とはいえ、立春となる２月上旬は実際のところまだまだ寒さが厳しい季節です。

厳しい寒さで雑菌も繁殖せず腐りにくいことから、昔から寒の時期には清らかな水が手に入ると言われ重宝されてきました。寒仕込みの酒、醤油、味噌などは発酵がゆっくり進み、味に深みが出ると通からも好まれています。億劫になりがちな冬ですが、この時期ならではの美味しいものをたくさん楽しめるといいですね。